生意気ながら…‥…16日目
初めてのアルバイトは16歳。
弁当屋さんで3年間。
仕込みして調理してレジして
昼夜働きずめで
やっすい時給にも苦にせず
ただ自分で稼ぐ実感だけを
お金を稼ぐ感覚を喜びに
自律した大人になった感覚持ち
余計なことをなーんも考えず
ただただ日々真面目に勤めた3年間
18歳の梅雨の頃
就職し、総合職として勤め始めた会社員時代。
そこから出張、転勤、繰り返し
転職挟みつつも、18歳~23歳まで営業事務として会社員勤め。
その後は25歳から33歳まで飲み屋と弁当屋さんでアルバイト。
職種や立場は多少違えど
共通するは接客業。
特にお客さんと密に接する機会の多い飲食業。
土地変われど、7年間勤めることになったきっかけ。
25歳、初めての居酒屋勤務初日。
お見送りの際、
『ありがとね、御馳走様、あー楽しかったし美味しかった~』
その言葉を聞いた瞬間はまったのです。
なんて単純(笑)
所変われど飲食店でアルバイトさせていただきました。
お出迎えをし、オーダーをとり、料理や飲み物を運び、お会計をし、お見送り。
日々同じことしても
同じ日はなく、毎度違う。
話好きな人もいれば、しっぽりのんびりしたい人もいて。
のんびりしたい感じでも、時が経てばくだけてく人もいて。
心地好いはそれぞれで
構いすぎもほったらかしも宜しくない、THE!距離感。
そんな基本的な事をベースに
グラス置くときひとつも
なるべく音がならないように
小指を先にテーブルに当てて
ソッとかるーく傾けて置く。
無意識に身に付いたこの癖。
コレに気付かれたのは7年の中で一組だけ。
還暦過ぎ、70歳手前くらいのご夫婦。
突然話しかけられる。
『おねーさん、意識してる?』
思わず…‥…えっ!?何かしたか?とビビりつつ…‥…キョトン顔で首を傾げてしまった私。
すると、こう言葉が続きました。
『いや、ね、言葉遣いや態度とかに意識するのはサービス業は基本だけど、所作にまで意識してる人はなかなかいないもんでさ。 おねーさん、まず最初に飲み物持ってきてもらったとき、グラスの置き方が違ったもんで。 たまたまかな?って思ったけど、毎回同じ置き方するし、姿勢とか色々気になって見て話してたのね。』
ここまで聞いて…‥…まだ…‥…ヤバい…と思ってたわたし。思わず
「すみません…見苦しかったでしょうか…‥…気を付けます!」
と言うと…‥…
『いやいや(笑) 違うよ。誉めてるの。すばらしー!って(笑) グラス置く動作や目線、色々細かいとこまで気を付けてるのかなーって感心してさ(笑) すごくいい気分で食事できてるよ。ありがとね』
いやーー
びっくり嬉しかったです。
誰かに言われたわけでないけれど
なんとなーく無意識に意識して身に付いた癖のひとつ
誰かに誉められるわけでなく…‥…そもそも、誰かに誉められるつもりでやっていたわけではないこと。
そんな細かいことひとつ
気づいて、しかもそれを直に誉められた瞬間。
やっほーーーい!と言う気持ち瞬間に
直後、あーー
何処で誰がどの瞬間みてるかわかんないなーっと
気持ちあらたに引き締まったものです。
サービスとは曖昧なモノで
こちらが100%のことを提供するのが100点満点ではなく
80%、場合によっちゃ60%なんてのが
相手によって100点満点のサービスに繋がったりすることもあるようで
だからと言って手を抜いても良いと言う話ではなく
出来る範囲で出来ることをしっかりやる
そんな最低限のことを100%することをベースに
自分がしたい理想のサービス
相手が求めてる理想のサービス
そのバランスの中で
いかに良い塩梅で裏切れるか
出来ることを確実に。安定感。
それから安心感からの信頼感。
えらそうに言ってみました。
相変わらず仕事のメモ書き内容は仕事内容2割。
残り8割はお客さんの名前や好き嫌い、オーダーパターンとリスト表みたいな内容ばかり。
書いてても出来てないですが…‥…
記憶力も乏しいままですが…
それでも
色々勉強させてもらえる面白い仕事のひとつと思っております。
今のアルバイトも居酒屋勤務。
色んな出会い、学び、働かせてもらいました。
ひとまず残り1ヶ月半。
一区切りさせてもらい
その先を決めていこうと思ってます。
何処で何をやろうか。
めんどくさいけど愛おしい
いろいろあるけど一緒にいたい
そんな人間関係。
一人が好きな寂しがり
そんな人間の2回目の16日目。
浪速友あれ
明日も、きっと、また、たぶん、なにか、書く、はず。